仕事。
家事。
子育てや教育。
資産形成。
住まい。
健康。
趣味。
親のこと。
40代くらいになると、同時に考えなければならないことがずいぶんと増えてきます。
しかも、それぞれに「こうした方がいい」という正解らしきものがあります。
仕事では成果を出した方がいい。
子どもの教育には力を入れた方がいい(我が家は結構これができてない気がする)。
家は資産価値の高い場所に買った方がいい。
投資はできるだけ早く始め、できるだけ多く資産形成する。
健康のために運動もする。
資格の勉強もする。
家族との時間も大切にする。
冷静に並べてみると、
全部やるのは・・・無理です。
以前の私は、それでもかなり全部やろうとしていた気がします(欲張りですよね)。
でも40代になり、会社も辞めてみて、
「全部を頑張らなくても、案外ちゃんと暮らしていける」
と思うようになりました。
100点を取りにいくと、お金も時間も足りない
何でも100点を目指そうとすると、まずお金が足りません。
住まいは駅近で広い新築。
車は便利で安全な新車。
子どもにはできるだけ多くの教育機会。
旅行にも行きたい。
老後資金も十分に用意したい。
投資もNISA枠をきっちり埋めたい。
保険もしっかり。
全部を希望通り選べれば理想ですが、多くの家庭ではどこかで優先順位決めが必要になります。
時間も同じです。
仕事で成果を出す。
資格を取る。
家事をする。
子どもと遊ぶ。
運動する。
睡眠時間も確保する。
全部を毎日しっかりやるのは・・・難しい。
私は長いこと、
「もっと効率良くやれば全部できるのでは」
と思っていました。
でも最近は、
そもそも全部やる必要がないのでは
と思っています。
我が家も、かなり凸凹している
我が家の生活も、別に全部が最適化されているわけではありません。
投資だけ見れば、インデックス投資一本の方が効率が良かったかもしれない。
でも私は株主優待銘柄も買います。
車を持たなければ家計は軽くなります。
でも車は持っていますし、好きなものを買ってしまっています(しかも燃費が悪い。。。)。
住宅だけを考えれば、もっと小さな家の方が安い。
でも広さも欲しい。
家族旅行へ行かなければ、その分投資できます。
でも旅行には行きます。
一方で、
通信費。
保険。
手数料。
税金。
こういうところはかなり気にします。
つまり、
全部節約するのではなく、「どうでもいい度」が高いところは削って、好きなところでは使う
というだけです。
このくらいの凸凹があった方が、暮らしやすいです。
「何にお金を使わないか」を決める
家計を考えるとき、
「何にお金を使うか」
はよく考えます。
同じくらい重要なのが、
何にはお金を使わないか
だと思っています。
我が家なら、
見栄とか映えのためだけのものには、それほど興味がありません。
一方で、
家。
車。
旅行。
子どもとの体験。
こういうものには比較的お金を使ってきました。
これは正解ではありません。一例です。
逆の家庭があっても当然です。
車はいらないけれど毎週外食したい。
家は小さくていいから海外旅行へ行きたい。
教育にはできるだけお金をかけたい。
趣味には惜しまず使いたい。
何でもいい。
大事なのは、
周りが使っているから自分も使う
ではなく、自分の家庭で優先順位を決めることだと思います。
子育ても全部やろうとするとキリがない
子どものことになると、特に難しいです。
習い事。
塾。
英語。
スポーツ。
受験。
体験。
旅行。
読書。
親としては、できるだけ多くの選択肢を与えたくなります。
でも全部はできません。
お金だけでなく、時間も必要だからです。
習い事を増やせば送迎も増えます。
塾へ行けば、その分自由時間は減ります。
週末の予定も埋まります。
もちろん、本人がやりたいものなら応援したい。
でも、
「周りもやっているから」
「やらないと遅れる気がするから」
という理由だけで全部足していくと、家族全員が忙しくなります。
我が家では子どもたちは今のところ習い事をしていません。それはそれで良いと思っています。
最近は、
何かを追加するなら、何かを減らす
くらいでちょうどいいのではと思っています。1日は24時間ですしね。
投資も全部理解しなくていい
お金の世界も、知ろうと思えばキリがありません。
株。
投資信託。
債券。
REIT。
不動産。
為替。
金。
暗号資産。
税制。
保険。
毎日新しい情報が出てきます。
私自身、お金のことは大好きなのでかなり調べます。FPとしてアップデートし続けたい思いもあります。
それでも全部は追えませんしタイトルだけ見てスルーする情報は山のようにあります。
そして、全部追わなくても資産形成はできました。結果は出してます。
長期で積み立てる部分は仕組みに任せる。
好きだから個別株も触る。
自分が比較的分かるから不動産もやる。
でも、分からないものには無理に手を出さない。
致命的な失敗は、絶対にしない。
そんな感じです。
知らないものを全部勉強してから投資しようとすると、いつまでたっても始まりません。
ある程度で十分です。
まずは始める、って大事だと思います。
仕事も「全部できる人」でなくていい
会社員時代は、
できることが多い方が評価されやすい場面もありました。
担当外でも対応する。
急な仕事も受ける。
人が足りなければ穴を埋める。
会社全体で考えれば必要なことです。
ただ、それを長く続けると、
「自分は何がしたいんだっけ」
となることもあります。
これから自分で仕事をするなら、逆にもっと絞りたいと思っています。
自分が分かること。
経験してきたこと。
面白いと思えること。
地域で役立ちそうなこと。
そこへ時間を使う。
全部の仕事を取りにいく必要はありません。
会社員ではなくなったからこそ、
やらない仕事を決める
こともできるようになりました。
資産形成も「最大化」ではなくていい
これは会社を辞めてから特に思うことです。
資産形成をしている間は、
「もっと増やしたい」
と考えていました。
ある程度増えても自分の2歩、3歩先に目標を作る。同じでした。
あと1,000万円。
さらに1,000万円。
数字はいくらでも上を目指せます。
資産を最大化するだけなら、
仕事を辞めない方がいい。
旅行もしない方がいい。
車も安いものがいい。
できるだけお金は使わず、できるだけ長く働けばいい。
でも、そこまではしなくて良いかな、と思う瞬間がありました。
資産額を最大化したかったのではなく、
自分の自由度をある程度まで上げたくなった
のだと思います。
必要なところまで来たなら、その後も全力で増やし続ける必要は無いのです。
少しペースを落としてもいい。いや、会社勤めさえ、辞めちゃって、良い。
60点で十分なものを決める
最近、自分の中ではこれがかなり重要です。
100点を取りたいもの。
80点くらい欲しいもの。
60点でいいもの。
どうでもいいもの。
これを分けます。
たとえば、
家族との時間は大事。
お金の管理も大事。
仕事は面白いものをしっかりやりたい。
一方で、
毎日完璧に家を片付ける。
常に最新のニュースを追う。
何でもキッチリできるようになる。
こういうものごとは、私にはそれほど重要ではありません(おかげで家は散らかりっぱなしですが)。
60点で十分です。
むしろ30点の日があってもいい。
全部の科目で100点を取ろうとしなくなっただけで、かなり楽になりました。
FIREで増えたのは「余白」だった
FIREして良かったことを考えると、
時間が増えたことはもちろんですが、
予定を詰め込まなくてよくなったこと
も大きいです。
平日の昼間に何もない。
明日の予定も特にない。
急いで何かを終わらせなくてもいい。
この「余白」は、会社員時代には意外となかったものです。
そして余白があると、
新しいことを考えたり、
子どもの予定に付き合ったり、
記事を書いたり、
ちょっと出かけたりできます。
何もしないこともできます。
予定表を全部埋めるより、
空いているところがあってリビングで昼寝できる方が今は好きです。
「全部頑張らない」は、諦めではない
全部頑張るのをやめるというと、
手を抜くように聞こえるかもしれません。
でも、私は逆だと思っています。
大事なところに使える時間とお金が増えるからです。
何でも70点ではなく、
どうでもいいところを40点にして、大事なところを90点にする。
その方が自分には合っています。
お金も。
仕事も。
家族も。
趣味も。
全部を完璧にしなくていい。
何を頑張って、何を頑張らないかを自分で選ぶ。
これも、資産を作って会社を辞めたことで得られた自由の一つなのかもしれません。

