【FIRE前チェックリスト】連載の第3弾、今回は「退職が目の前に迫ったら編」です!
前回の「会社に伝える編」を乗り越え、無事に退職日と有給消化のスケジュールが確定したみなさん、本当におめでとうございます。肩の荷が少し降りたのではないでしょうか。
しかし、ここから最終出社日、そして正式な退職日に向けての数ヶ月は、「サラリーマン卒業前の総仕上げ」であり、同時に「自由な個人としてのロケットスタート」を切るための超重要期間です。
特に仕事ができる真面目な人ほど、引き継ぎに追われて自分の準備を後回しにしがちです。今回は、最終出社日の前後にバタバタしないための「事務手続き」と「引き継ぎ・片付け」のチェックリストを網羅しました。
最高の形で会社を去り、最高の形で新しい人生を迎えるために、上から順番にクリアしていきましょう!
📄 FIRE前チェックリスト:退職が目の前に迫ったら編
このフェーズの目的は、「会社に完璧な義理を果たして円満退職しつつ、退職後の手続き(税金・保険)に必要な書類を確実にキープすること」です。
🟩 チェック1:会社から「受け取る書類」のスケジュールを確認したか?
会社を辞めた後、役所での手続き(国民年金・健康保険の切り替えなど)に絶対に必要となる書類があります。これらは退職日(またはその直後)に会社から発行されるため、人事や総務と事前にすり合わせておきましょう。
- [ ] 雇用保険被保険者証 (※会社が保管している場合、最終出社日付近で返却されます)
- [ ] 年金手帳(または基礎年金番号通知書) (※会社預かりの場合のみ)
- [ ] 離職票(1号・2号) (※退職後1〜2週間ほどで自宅に郵送されることが多いです)
- [ ] 健康保険被保険者資格喪失証明書 (※退職後の健康保険切り替えに必須)
- [ ] 源泉徴収票 (※退職年の確定申告や、翌年の住民税計算に必須。通常、退職後1ヶ月以内に発行)
【FP匠のアドバイス】 これらの書類は、辞めた後の「税金・社会保険の最適化(減免手続きなど)」でフル活用します。特に、退職翌月の役所手続きはスピード勝負になるため、いつ頃自宅に届く予定か、人事担当者に確認しておくと安心です。
🟩 チェック2:会社に「返却するもの」を整理したか?
最終出社日の定時が過ぎたら、会社の物品は1つも手元に残さないのが鉄則です。直前に慌てないよう、あらかじめまとめておきましょう。
- [ ] 健康保険証(本人分・家族分すべて) (※最終出社日に返すか、有給消化後に郵送するか会社と要確認)
- [ ] 社員証、IDカード、セキュリティキー、社章
- [ ] 名刺(自分の名刺の残り、および仕事で貰った他人の名刺)
- [ ] 会社支給のパソコン、スマートフォン、通信機器、周辺機器
- [ ] 経費で購入した書籍や文房具、事務用品
⚠️ 情報漏洩・権利侵害の罠 会社支給のPCやスマホに、個人のデータ(私用の写真やログイン情報)が残っていないか必ず確認し、初期化またはログアウトしておきましょう。また、自分が作った業務データであっても、会社のPCから個人のクラウドやUSBにコピーして持ち出す行為は、社内規定違反や法令違反になるリスクがあるため絶対にNGです。
🟩 チェック3:後任が迷わない「完璧な引き継ぎ書」を作ったか?
「立つ鳥跡を濁さず」を体現しましょう。あなたが去った後、残されたメンバーが「あの件、どうなってる?」と困らない状態を作ることが、これまでの感謝を示す最大の行動です。
- [ ] 自分の担当業務の一覧と、それぞれの「年間スケジュール・動くタイミング」をまとめた。
- [ ] 取引先の担当者名、連絡先、過去の経緯や注意点をドキュメント化した。
- [ ] 各種ファイルの保存場所、パスワードの管理方法を後任に共有した。
- [ ] 主要な取引先や社内の関係各所への、退職(および後任紹介)の挨拶回りを終えた。
【FP匠のアドバイス】 完璧な引き継ぎ書を作っておくと、有給消化期間中に会社から「これどうやるの?」と電話がかかってくるリスクなくせます。せっかくの自由な時間を会社の電話で邪魔されないためにも、先回りして仕組みを作って置いていくのがスマートです。
🟩 チェック4:「私物の片付け」と「挨拶の準備」は万全か?
最終出社日は、想像以上に挨拶や手続きで時間が一瞬で過ぎていきます。
- [ ] ロッカーやデスクの中の私物(マグカップや私服など)は、数日前から少しずつ持ち帰って当日の荷物を減らしている。
- [ ] 最終出社日に配る菓子折り(小分けにできるもの)を手配した。
- [ ] 社内メールやチャットで一斉送信する「退職のご挨拶」の文面を事前に作成してある。
まとめ:カウントダウンを噛み締めよう
最終出社日が近づくにつれて、これまで通った通勤路、オフィスの風景、毎日顔を合わせていた同僚との会話が、少し不思議な感覚に見えてくるかもしれません。それは、あなたがこれまで全力でサラリーマン人生を駆け抜けてきた証です。
後任に完璧にバトンを渡し、後ろ髪を引かれることなく、笑顔でオフィスを後にしましょう。
次回は、いよいよ最終回、「第4弾:退職したら(自由の身になったら)編」です。 役所へ行く順番、健康保険をどれにすれば一番得か、税金のコントロールなど、FPの知識をフル活用した「退職直後のマネーハック」をお届けします。
素晴らしいサラリーマン人生のフィナーレへ向けて、ラストスパートです!

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