町田・相模原のような郊外に住んでいると、どうしても避けにくいのが通勤時間です。
新宿や横浜方面へ出ようとすると、片道40分、1時間、それ以上かかることもあります。
会社員時代の私は、それをかなり長いあいだ普通のこととして受け入れていました。
郊外に住むならこれが普通。
家が広い分、通勤は長くなるもの。
そういうものだと思っていたのです。
でも、会社を辞めて通勤がなくなってみると、
通勤時間って、かなり大きな生活コストだったんだな
と改めて感じます。
お金では見えにくいですが、毎日の時間と体力をかなり使っていました。
往復2時間なら、年間ではかなりの時間になる
たとえば、
片道1時間。
往復2時間。
週5日勤務。
これだけで1週間に10時間です。
年間で考えると、かなり大きな時間になります。
もちろん、その時間を全部無駄だったとは思いません。
電車の中で本を読んだり、資格の勉強をしたり、スマホで調べものをしたり。
私自身、通勤時間をかなり活用してきました。
仕事や不動産、FP実務、相続などの勉強をする時間になっていたのも事実です。
ただ、
「有効活用できる時間」と「そもそも移動しなくていい時間」は別物
です。
通勤がなくなってみると、この違いはかなり大きいです。
通勤時間は、自己投資には使える
会社員時代、家に帰ると家族がいます。
子どもが小さければ、勉強しようと思ってもなかなか集中できません。
その点、電車の中は意外と使いやすい時間でした。
本を読む。
音声を聴く。
資格の勉強をする。
記事の下書きをする。
仕事のアイデアを整理する。
ニュースや制度改正を調べる。
こうしたことはかなりできていました。
特に毎日同じ路線に乗っていると、
「この時間はこれをする」
と決めやすい。
私はこの習慣にかなり助けられました。
でも、混雑していると話は変わる
通勤時間を有効活用できるかどうかは、
かなり混雑状況に左右されます。
座れる。
スマホや本を落ち着いて見られる。
音声を聞ける。
この状態なら、まだ使いやすい。
一方で、
満員電車。
乗り換えが多い。
毎朝遅延する。
立ちっぱなし。
という状況だと、自己投資どころではありません。
ただ移動しているだけで疲れます。
だから、
「通勤時間は勉強時間にすれば問題ない」
と単純には言えません。
通勤の質まで含めて考える必要があります。
郊外住宅の「安さ」だけを見ると見落とすものがある
郊外に住むメリットは大きいです。
住宅価格を抑えやすい。
土地が広い。
車を置きやすい。
子どもを育てやすい。
自然が近い。
ただ、その代わりに通勤時間が長くなるなら、
その時間も住宅コストを形成する一つの要素だと考えた方がいいと思います。
たとえば、
駅近で少し高い家。
駅から遠いけれど安い家。
単純に住宅価格だけ比較すると、後者が得に見えます。
でも、
毎日20分余計に歩く。
電車に長く乗る。
バスを使う。
家族の送迎が増える。
こうした時間まで含めると、見え方が変わります。
住宅費と通勤時間は交換関係にある
住まいを探していると、
「もう10分遠ければ安くなる」
ということがよくあります。
さらに10分遠くすれば、もっと広い家になる。
さらに駅から離れれば、駐車場2台付きになる。
これは郊外住宅の面白いところです。
ただし、その10分は、
毎日積み重なります。
片道10分なら往復20分。
年間ではかなり大きい。
だから私は、
住宅費を下げる代わりに、どのくらいの時間を差し出すのか
という見方も必要だと思っています。
でも、FIREすると、郊外の弱点が一つ消える
会社を辞めてから強く感じるのがこれです。
町田・相模原のような郊外暮らしの弱点の一つは、
都心へ毎日通うと遠いこと。
でも、毎日通わなくなれば、この弱点はかなり小さくなります。
家はそこそこ広い。
自然は近い。
車も置ける。
住宅コストも都心より抑えやすい。
そして、
毎日通勤しなくていい。
これはかなり快適です。
以前の記事で「地方移住までしなくても郊外でかなり自由に暮らせる」と書きましたが、
その感覚が強くなった理由の一つが、
通勤から解放されたこと
だと思います。
在宅勤務が増えるだけでも意味は大きい
完全に会社を辞めなくても、
週5日通勤から週2〜3日に減るだけでかなり違います。
たとえば往復2時間なら、
週2日在宅勤務になるだけでも週4時間浮きますよね。
その時間で、
寝る。
家事をする。
仕事の後すぐに晩御飯を作る
子どもと過ごす。
運動する。
勉強する。
副業する。
何もしない。
何に使ってもいい。
毎日の30分、1時間は小さく見えますが、
長い目で見るとかなり大きいです。
だから今後住まいを考えるときは、
「会社まで何分か」
だけでなく、
そもそも週何回会社へ行くのか
も重要になってくると思います。
通勤時間を使うなら「消費」より「蓄積」に回す
もし今、あなたが長い通勤を続けているなら、
その時間を少しでも自分側へ取り戻すのはありです。
SNSを延々見る。
目的なくニュースを見る。
ゲームをする。
それも休息としては悪くありません。
ただ、毎日の通勤時間の一部だけでも、
本を読む。
資格を勉強する。
家計を整理する。
新しい仕事について調べる。
副業の記事を書く。
といった、
あとに残ること
へ使うと、数年後にかなり差が出ます。
私自身も、通勤中に考えたり調べたりしたことが、今の仕事やサイト作りにつながっています。
そういう意味では、通勤時間も完全な無駄ではありませんでした。
それでも、なくせるならなくした方がいい
ここまで書いておいてですが、
今の私の結論はかなりシンプルです。
通勤時間は有効活用できる。
でも、なくせるならなくした方がいい。
です。
電車の中で1時間勉強するより、
家で1時間自由に使える方が私はいい。
座って本を読めたとしても、
移動しなければならないという制約は残ります。
会社を辞めて、その時間が丸ごと戻ってきてから、
ようやくその価値が分かりました。
郊外暮らしでは「時間」まで含めて住まいを選ぶ
町田・相模原のような郊外は、
住宅費と暮らしやすさのバランスがかなり良い地域だと思っています。
ただし、
都心へ毎日通うなら、通勤時間という見えないコストがあります。
その代わり、
在宅勤務が多い。
地元で働く。
自営業。
FIRE後。
こうした働き方・生き方の選択肢を取れそうなら、郊外のメリットをかなり取りやすくなります。
家の価格。
広さ。
駅距離。
車。
自然。
そして通勤時間。
全部を一緒に見る。未来を想像しながら選択する。
郊外に住むなら、その考え方がちょうどいいと思っています。
