40代になってから、自分の中で
「自由に生きたい」
という言葉の意味が少し変わってきました。
20代の頃なら、
たくさん稼ぐ。
お金がいっぱいある。
好きなものを買う。
仕事でも成功する。
大きな家を持つ。
そんなものを自由だと思っていた気がします。
今はもう少し地味です。
朝、急がなくていい。
嫌な仕事を無理に受けなくていい。
平日に自由にランチの予定を入れられる。
子どもの予定に合わせられる。
今日は何もしない、と決めてもいい。
こういう“小さな自由”の方が、自分には大事だったのかもしれない。
会社を辞めてから、そう感じています。
- 「全部自由」じゃなくても十分だった
- 40代になると「自由」の使い道が具体的になる
- 小さな自由は「生活費を軽くする」と作りやすい
- ただし、好きなものまで小さくしなくていい
- 資産が「働かなくていい時間」を作ってくれた
- 会社員を続けながらでも、小さな自由は作れる
- 「辞められる」と「辞める」は違う
- 小さな仕事を持つのも一つの方法
- 法人は「自由を作る魔法の道具」ではない
- お金の仕組みは、複雑にしすぎない
- 40代は「まだ働ける」から迷う
- 40代だから急いで辞める必要もない
- 「何を自由にしたいか」を先に考える
- 100%自由を目指すと、必要なお金も大きくなる
- 私が欲しかった自由は、意外と小さかったらしい
- 「FIRE」より「選べる状態」の方がしっくりくる
- 小さな自由なら、少しずつ作れる
- 40代からでも、暮らし方はまだかなり変えられる
「全部自由」じゃなくても十分だった
FIREという言葉からは、
一生働かない。
資産収入だけで暮らす。
好きな場所で好きなことだけする。
そんな完全な自由を想像しがちです。
でも私は、
そこまででなくてもいいと思っています。
週5日働かなければならない状態から、
週3日でもいい状態になる。
気乗りしない仕事も受けなければならない状態から、
断れる状態になる。
毎朝同じ時間にバスと電車へ乗る生活から、
今日は自宅で気が向いたときに好きな仕事をする生活になる。
これだけでも、かなり違います。
自由は0か100かではありません。
10だった自由を30にする。
30を50にする。
それでも生活はかなり変わります。
40代になると「自由」の使い道が具体的になる
若い頃は、
自由な時間があったら何をしたいか
と言われても、案外ぼんやりしていました。
今は違います。
子どもと出かけたい。
家族旅行へ行きたい。
親が元気なうちに会いたい。
不動産も見たい。
仕事もしたい。
新しいことを勉強したい。
昼寝もしたい。
やりたいことがかなり具体的です。
だから、
単に「仕事を辞めたい」のではなく、
今の自分がやりたいことに使える時間を増やしたい
という感覚の方が近くなりました。
小さな自由は「生活費を軽くする」と作りやすい
ここまでの記事でも何度か書いていますが、
自由度を大きく左右するのは固定費です。
毎月50万円ないと生活できないなら、
それだけたくさん稼ぎ続ける必要があります。
毎月30万円で済むなら、必要な収入は下がります。
我が家は毎月18万あれば、やっていけます。
だから、
通信費。
保険。
住宅費。
ローン。
使っていないサービス。
こういったものを整える意味は大きいです。
節約の目的は、
1円でも多く貯金することではありません。
必要な収入を減らして、働き方の選択肢を増やすこと。
私はこの考え方が一番しっくり来ています。
ただし、好きなものまで小さくしなくていい
固定費を下げるといっても、
何でも削ればいいとは思いません。
私は家もある程度広い方がいい。
車も持ちたい。
旅行にも行きたい。
甘いものも食べたい。
その一方で、
どうでもいい固定費にはお金をかけたくない。
つまり、
生活を全部小さくするのではなく、必要のない部分だけ小さくする。
それで十分です。
自由になるために、今の生活を楽しくなくしてしまったら意味がありません。
資産が「働かなくていい時間」を作ってくれた
資産形成を続けてきて、一番大きかったのはこの事実です。
株。
投資信託。
不動産。
現金。
それぞれ性格は違います。
でも資産があると、
「今月の給料がなければ生活できない」
という状態から少し離れられます。
不動産から家賃が入る。
配当が入る。
必要なら金融資産を使える。
現金もある。
こうしたものがあることで、
働く量を自分で調整できる余地
が生まれました。そして、「FIRE」できました。
資産額そのものより、私はこの効果の方が大きいと思っています。
会社員を続けながらでも、小さな自由は作れる
もちろん、会社を辞めなければ自由になれないわけではありません。
むしろ、
いきなり辞める必要はないと思います。
在宅勤務を増やす。
残業を減らす。
有給を使う。
副業を始める。
固定費を下げる。
投資を自動化する。
資格を取る。
転職できる準備をする。
こうしたことも全部、
会社への依存度を少しずつ下げる作業
です。
辞めるかどうかは、その後で決めればいい。
自由は、退職日に突然生まれるものではありません。
その前から少しずつ作れます。
「辞められる」と「辞める」は違う
これはかなり大事でした。
会社を辞められる状態になったからといって、
必ず辞めなければならないわけではありません。
むしろ、
辞めようと思えば辞められるけれど、今は続ける
という状態も立派な自由です。
嫌なことがあっても、
「絶対ここにしがみつかなければ」
と思わなくていい。
転職してもいい。
少し休んでもいい。
収入が一時的に下がってもいい。
この逃げ道があるだけで、仕事に対する感覚はかなり変わると思います。
小さな仕事を持つのも一つの方法
それでも、会社を辞めたあと、
収入がゼロになるのは不安です。
だから、
小さく働く
という選択肢があると楽です。
週2日、3日。
自分の経験を使う。
地元で仕事をする。
個人事業をする。
会社を作る。
何でもいいんだと思います。
重要なのは、
生活費の全部を仕事で稼がなくていい状態
を作ることです。
月30万円必要で、
資産や不動産から20万円入るなら、
残り10万円を働いて得ればいい。
実際はそんなに単純ではありませんが、
考え方としてはこうです。
必要な労働量が減れば、仕事の選び方も変わります。
法人は「自由を作る魔法の道具」ではない
基本的には
マイクロ法人を作ることはかなりお勧めです。
ただ、そこまで単純に考えてはいけません。
法人には、
設立費用。
維持費。
税申告。
会計。
社会保険。
事務作業。
があります。
合う人もいれば、個人事業だけで十分な人もいます。
我が家には資産管理会社がありますが、
それは実際にいくつかの賃貸不動産や事業があるからこのスキームを作り、活用しているものです。
法人を作れば得する、自由になれる、というものではありません。
必要な事業があって、その結果として法人を使う。
この順番だと思っています。
お金の仕組みは、複雑にしすぎない
自由を作るために、
法人。
投資。
不動産。
節税。
保険。
副業。
を全部やらなければならないわけではありません。
むしろ複雑にしすぎると、
管理するものが増えて、
別の意味で不自由になります。
私は仕組みを考えるのが好きなので、つい管理対象を増やしたくなります。
でも最近は、
できるだけ少ない手間で回る形
の方が大事だと思っています。
投資は自動。
固定費も自動。
税金用のお金も分ける。
不動産管理も任せる。
毎日頑張らなくても回る。
その方が自由です。
40代は「まだ働ける」から迷う
40代は難しい年代ですよね。
まだ普通に働けます。
だから収入もあります。
仕事に直結する経験も持ち合わせている。
だから、
「もう少し働けば、もっと貯まる」
という気持ちになっちゃいます。
あと5年。
あと10年。
そうすれば資産はもっと増えるだろう。
これはおそらく事実です。
私も会社員を続けていた方が、資産額だけなら増えていたと思います。
でも、
40代の5年も一度きりです。
子どもも5歳大きくなる。
親も5歳年を取る。
自分も5歳年を取る。
だから私は、
その5年間で増えるお金と、失う時間を比べる
ようになりました。
40代だから急いで辞める必要もない
一方で、
「40代なら今すぐ自由にならないともったいない」
とも思いません。
住宅ローン。
教育費。
親のこと。
仕事。
家庭。
人によって状況は全く違います。
会社員が好きなら続ければいい。
今の仕事が面白いなら、それもいい。
資産形成をもう少し続けたいなら、それもありです。
重要なのは、
なんとなく60歳、65歳まで同じ働き方を続けるのか、それとも自分で選んで続けるのか
だと思います。
同じ会社員でも、意味はかなり違います。
「何を自由にしたいか」を先に考える
自由になりたい。
では、何から自由になりたいのか。
私はここを具体的にした方がいいと思っています。
通勤をなくしたい。
週5日勤務を減らしたい。
嫌な仕事を断りたい。
家族との時間を増やしたい。
平日に旅行したい。
住む場所を自由にしたい。
好きな仕事だけしたい。
全部違います。
そして、
必要なお金も違います。
たとえば、
通勤だけなくしたいなら、
転職や在宅勤務で解決するかもしれません。
週5日を週4日にしたいなら、
FIREするほどの資産がなくても叶うかもしれません。
欲しい自由を小さく具体化すると、必要な準備も小さくなります。
100%自由を目指すと、必要なお金も大きくなる
一生働かない。
好きな場所に住む。
毎年海外旅行。
今の生活水準を維持。
子どもの教育費も十分。
老後も安心。
これを全部資産だけで賄おうとすれば、
かなり大きなお金が必要です。
でも、
(我が家がこれから実践していくのですが、)
少し働く。
郊外で暮らす。
固定費を軽くする。
旅行は国内中心。
今ある家を活用する。
とすれば、
必要額は変わります。
だから、
自由のサイズを調整する
という考え方もありだと思っています。
私が欲しかった自由は、意外と小さかったらしい
実際に会社を辞めてみると、
欲しかったものはそれほど派手ではありませんでした。
朝急がない。
通勤しない。
平日に出かける。
家族とご飯を食べる。
やりたい仕事をする。
昼寝する。
サイトを作る。
不動産を見る。
そんなものです。
何億円もなければ実現しない暮らしではありません。
むしろ、
普通の生活の中から「やりたくないこと」を少し減らしたかった
という方が近いのです。
「FIRE」より「選べる状態」の方がしっくりくる
私は今でもFIREという言葉を使います。
分かりやすいからです。
でも実際に欲しかった状態を言葉にするなら、
FIREというより、
選べる状態
だったのかもしれません。
働く。
働かない。
仕事を増やす。
減らす。
休む。
出かける。
勉強する。
何もしない。
その日の自分で決められる。
これが今の自分にはかなり心地いいです。
小さな自由なら、少しずつ作れる
完全な経済的自由。
完全な時間の自由。
そこまで考えると、難しくて遠く感じます。
でも、
固定費を1万円下げる。
投資を始める。
生活防衛資金を作る。
副業で月1万円稼ぐ。
在宅勤務を週1日増やす。
有給をちゃんと使う。
この一つ一つも自由につながっています。
いきなり全部変える必要はありません。
自分で選べる部分を、一つずつ増やしていく。
それでいいのです。
40代からでも、暮らし方はまだかなり変えられる
40代になると、
もう人生の形はほぼ決まった
ような感覚になることがあります。
仕事。
家。
家族。
住宅ローン。
子どもの学校。
いろいろ固定されています。
でも実際には、
働き方を変える。
住まい方を変える。
お金の使い方を変える。
仕事を始める。
辞める。
減らす。
まだかなり選択肢があります。
私自身、40代で会社を辞めました。
そして今、また新しい仕事を作ろうとしています。
人生を全部作り直す必要はありません。
今ある生活の一部を変えるだけでも、かなり違う。
それが40代から作る「小さな自由」なのだと思っています。

