会社員はiDeCo加入がおすすめという話をしました。

「会社員はiDeCo加入がおすすめですか」→「老後資金をためるなら絶対お得です」
iDeCo、何がお得?会社員の方にとって、iDeCoは「最強の節税ツール」になります。簡単に言うと、iDeCoの積み立て額の分、給与収入がなかったことになる制度です。つまり毎月の掛け金がそのまま「所得税・住民税の減税」に直結するため、多くの
では、専業主婦の場合はどうなのでしょうか?
会社員とは全然違う、主婦のiDeCoメリット
専業主婦(第3号被保険者)の方がiDeCoに加入すべきかどうかは、実は「メリットの出方が会社員とは全く違う」という点に注意が必要です。
結論から言うと、「家計に余裕があり、老後資金を自分名義で着実に作りたいならアリ。ただし、節税の即効性は期待できない」となります。
とはいえ、「確実な老後資金」としてiDeCoは優秀です。原則60歳まで引き出せないため、「教育費や生活費につい使ってしまった」という事態を防ぎ、自分名義の財産を確実に築けます。
主婦がiDeCoやるべきかの考え方
判断基準を3つのポイントで整理しました。
- 最大の武器「所得控除」が使えない
会社員がiDeCoを絶賛するのは、掛け金が全額所得控除になり、毎年の所得税・住民税が安くなるからです。
専業主婦の場合、そもそも所得がない(または配偶者控除内のパート)ため、この「毎年の節税メリット」が受けられません。
そのため 毎月の「口座管理手数料(月数百円〜)」を上回る節税効果がないため、運用益が出ない時期は、実質的にマイナス(手数料負け)になるリスクがあります。
最低でも1か月に1万円は積み立てないと赤字になってしまいがちです。 - 「運用益非課税」と「自分年金」のメリット節税以外に目を向けると、専業主婦の方にも大きなメリットがあります。
通常、投資で出た利益には約20%の税金がかかりますが、iDeCoなら0円です。
これはNISAと同じ強力な武器です。差し押さえ禁止債権: iDeCoの資産は法律で守られており、万が一の際も保護されます。 - 受け取り時の「退職金控除」が狙い目実はここが隠れたメリットです。iDeCoを一時金として受け取る際、「退職所得控除」が適用されます。
詳しい解説はここでは省略しますが、税金がかかるもののお得になる、と覚えておきましょう。
そして専業主婦の方は会社からの退職金がないケースが多いため、この控除枠をフルに活用して、受け取り時の税金をゼロ、あるいは格安に抑えられる可能性が高いのです。
加入すべき人 or 慎重に検討すべき人、どっち?
| 加入すべき人 | 慎重に検討すべき人 |
| NISA枠(月30万円等)を使い切っている | まずはNISAを優先したい(引き出し自由な方が安心) |
| 60歳まで使う予定のない余剰資金がある | 数年以内に使うお金(教育費など)を含んでいる |
| 離婚や死別などのリスクに備え、自分名義の資産を持ちたい | 手数料(年数千円)を払うのがもったいないと感じる |
まとめのアドバイス
もし「これから投資を始める」という段階であれば、まずは「新NISA(つみたて投資枠)」から始めるのがよい、というのがFPとしての王道アドバイスです。
NISAなら、万が一お金が必要になった時にいつでも引き出せますし、口座管理手数料もかかりません。
NISAを上限まで使い切った、あるいは「絶対に老後まで手をつけない仕組みを作りたい」という場合に、iDeCoを検討するのがベストな順番です。
とはいえ、ご自身の名義で老後資金を確実に貯められるので、選択肢として検討はしてもよいかと思います。

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