FIREという言葉が広まって、
その次に、
「サイドFIRE」
という言葉もよく聞くようになりました。
資産収入だけではなく、
少し働きながら生活する。
完全に仕事を辞めるより現実的です。
私自身も、今の状態を説明するなら、
サイドFIRE
に近いし、FIREの概念を持っている人に説明するなら「サイドFIRE民です」と言うのだと思います。
でも最近、
この言葉にもあまり自分を合わせなくていいのではないか
と思うようになりました。
FIRE。
サイドFIRE。
セミリタイア。
早期退職。
いろいろ名前はあります。
でも本当に欲しかったのは、
「半分くらい自由」な状態
だったのかもしれません。
- 仕事をなくしたかったわけではない
- 「会社を辞めること」を目標にしなくてもいい
- 会社員には会社員の良さがある
- 週3日くらい働く、という考え方
- 収入も「100%自分で稼ぐ」にこだわらない
- 「資産を減らしてはいけない」という考え方からも少し離れる
- 「半分自由」なら必要な資産額も変わる
- 100%自由になるまで待たなくてもいい
- 「半分」というのは数字ではない
- 子育て中は「半分自由」と相性がいい
- 平日の自由は思った以上に大きい
- 半分働くから、仕事が嫌になりにくい
- 人と関わる機会も残したい
- 仕事は「生活費を稼ぐもの」だけではなくなった
- 社会保険だけを理由に働き方を決めない
- FIREという言葉に、自分を合わせなくていい
- 私自身、「FIREしました」と言い切るのも少し違う
- 仕事が増えたら、また減らせばいい
- お金も仕事も「少し足りないくらい」でいいのかもしれない
- 「半分自由」は、逃げではない
- 私は今、「半分くらい自由」がちょうどいい
仕事をなくしたかったわけではない
私は仕事そのものが嫌いだったわけではありません。
むしろ仕事は好きでした。
人から相談される。
調べる。
考える。
不動産を見る。
仕組みを作る。
こういうことは今でも好きです。
だから、
一生仕事をしない
という状態には、あまり魅力を感じません。むしろ、暇で死んでしまいます。
欲しかったのは、
仕事をするかどうかを自分で決められること
でした。
今日は働く。
明日は休む。
この仕事は楽しそうだから受ける。
これはなんか気乗りしないから受けない。
午前だけ働く。
今週は家族の予定を優先する。
今日は売上があるから、夕方、焼肉の食べ放題に行く。
このくらいで十分です。
「会社を辞めること」を目標にしなくてもいい
FIREを意識すると、
いつ会社を辞めるか
が一つの大きな目標になりがちです。
○歳で辞める。
資産○千万円で辞める。
あと○年。
もちろん、それを目標にするのもいいと思います。
でも、
会社を辞めなければ自由になれない
わけではありません。
週4勤務。
時短勤務。
在宅勤務。
部署異動。
転職。
業務委託。
こういう方法で自由度が上がるなら、それでもいい。
むしろ、
会社員のメリットを残しながら自由を増やす
方が合う人もかなりいると思います。
会社員には会社員の良さがある
辞めてみると改めて感じます。
会社員には、
毎月決まった給料。
社会保険。←これ本当にありがたかった!
有給休暇。
会社の信用。
同僚。
仕事をする環境。
などがあります。
これは結構大きいです。
独立すると、
売上がなければ収入はありません。
仕事も自分で作ります。
事務処理もあります。
困ったときに全部会社が対応してくれるわけでもありません。
だから、
「会社員=不自由」
「独立=自由」
と単純には分けられません。
会社員の仕組みを上手に使いながら、
自由時間も確保する。
それも立派な選択だと思います。
週3日くらい働く、という考え方
私はこれから、
週3日くらい働く
という状態を一つの目安にしています。
もちろん本当に毎週きれいに3日になるとは思っていません。
忙しい週もある。
何もしない週もある。
緊急対応もあるでしょう。
ただ、
仕事が生活の中心ではなく、生活の一部になる
くらいがいい。
5日働いて2日休む
ではなく、
3日働いて4日はフリー。
そのくらいなら、
仕事も楽しめる気がします。
収入も「100%自分で稼ぐ」にこだわらない
独立すると、
毎月○万円売らなければ。
年間○万円稼がなければ。
と考え始めます。
これをやりすぎると、
会社員時代のノルマが、
自分で作ったノルマに変わるだけです。
私はそれを避けたいと思っています。
生活費の全部を、
新しく始める仕事だけで賄う必要はありません。
不動産収入もある。
金融資産もある。
必要なら少し取り崩してもいい。
小さな仕事から収入があってもいい。
いくつかを組み合わせればいい。
一つの収入源だけで生活を成立させようとしない。
これだけでも、かなり気持ちは楽になります。
「資産を減らしてはいけない」という考え方からも少し離れる
FIREすると、
資産を取り崩したら負け
のような感覚になることがあります。
正直、取り崩すのは精神的にキツイ!
せっかく貯めた資産だから、
減らしたくない。
これは私も分かります。とても良く分かります?
でも本来、
資産は使うためにもあるはずです。
子どもが小さい今。
自分がまだ元気な今。
やりたいことがある今。
少しくらい使ってもいい。
むしろ使わないとお金が増えちゃって困る!(言い過ぎ)
もちろん、
無計画に取り崩す話ではありません。
でも、
資産額を一円も減らさず人生を終えることが目的ではない
と思うようになりました。
「半分自由」なら必要な資産額も変わる
年間400万円必要。
それを全部資産だけで賄う。
となると、かなり大きな資産が必要です。
でも、
年間200万円は仕事で得る。
残りを家賃収入や金融資産で補う。
なら話は変わります。
さらに生活費そのものが小さければ、
必要額はもっと下がります。
つまり、
どのくらい働くかで、FIREに必要な資産額も変わる
ということです。
完全FIREを目指して、
あと何年も会社員を続けるより、
ある程度の資産まで到達したら仕事を半分に減らす。
そういう選択もあります。
100%自由になるまで待たなくてもいい
これは結構大事だと思っています。
完全に自由になれる資産が貯まるまで、
自由を全部後回しにする。
50歳。
55歳。
60歳。
それまで待つ。
もちろん、それが安心ならいいです。
でも、
30%自由になれるなら、
今から30%自由にしてもいい。
週5勤務を週4へ。
週4を週3へ。
有給をしっかり取る。
残業しない。
こういう小さな変化でも、
使える時間はかなり増えます。
自由は完成してから使うものではなく、途中から使っていい。
今はそう思っています。
「半分」というのは数字ではない
半分自由
と書いていますが、
本当に50%でなければならないわけではありません。
週2日自由でもいい。
毎日夕方から自由でもいい。
年に3か月だけ仕事を減らしてもいい。
どのくらいが心地いいかは人によります。
私が言いたいのは、
完全自由でなくても意味がある
ということです。
20%でも。
30%でも。
生活の中に自分で決められる部分が増えれば、それは自由です。
子育て中は「半分自由」と相性がいい
子どもが小さい時期は、
予定が読めません。
学校行事。
病院。
突然の休み。
夏休み。
春休み。
平日の予定。
こういうものがあります。
週5日フルタイムで働いていると、
毎回、
仕事を休めるか。
会社に迷惑をかけないか。
を考えます。
時間に余白があれば、
このストレスがかなり減ります。
会社を辞めてから、
子どもの予定に合わせられることの楽さを感じています。
子どもと一緒にいられる時間そのものより、
予定が入っても困らない状態
がありがたいです。
平日の自由は思った以上に大きい
直前の会社員の頃、
自由時間は基本的に休日でした。
土曜日。
日曜日。
祝日。
みんな同じです。
だから混みます。
新卒で入った会社は水曜休みでした(THE不動産屋ですね)。このときはどこに行っても空いていて、水曜休み、好きでした。
会社を辞めて、
再び平日に動けるようになると、
かなり感覚が変わりました。
買い物。
病院。
役所。
旅行。
ドライブ。
ランチ。
どれも平日の方が楽なことがあります。
別に毎日遊びに行くわけではありません。
ただ、
平日も自分の時間として使える
という感覚は、思った以上に大きかったです。
半分働くから、仕事が嫌になりにくい
仕事も、
毎日ずっとやっていると疲れますよね。
好きなことでも同じです。
でも、
少し距離があると、
またやりたくなります。
これは会社を辞めてから感じています。
仕事をしなければならない
ではなく、
今日は仕事をしよう
になる。
同じ仕事でも感覚が違います。
私は仕事が嫌いではないので、
完全に辞めるより、
少し働き続ける方が生活にメリハリが出る
気がしています。
人と関わる機会も残したい
完全に仕事を辞めると、
人と関わる機会も減りやすいです。
会社員時代は、
嫌でも毎日人に会います。
辞めると、
意識しなければ誰にも会わない日が普通にあります。
私は一人でいるのも好きですが、
ずっと一人でいたいわけでは無いようです。
仕事をする。
相談を受ける。
人と話す。
地域とつながる。
こういうものも残したい。
小さく働くことは、
収入だけでなく、
社会との接点を残す意味
もあると思っています。
仕事は「生活費を稼ぐもの」だけではなくなった
会社員の頃は、
仕事をする最大の理由は給料でした。
もちろん仕事自体も好きでしたが、
働かなければ生活できないと思ってました。
今後は少し違います。
経験を使う。
人の役に立つ。
面白いことをする。
新しいことを試す。
結果として収入も入る。
この順番に変えていきたいです。
生活費のためだけに仕事を選ばなくていい。
これは資産を作ってきた一番大きな効果かもしれません。
社会保険だけを理由に働き方を決めない
会社員を続けるメリットとして、
健康保険や厚生年金があります。
これは確かに大きいです。
一方で、
社会保険に入りたいから会社員を続ける。
保険料を下げたいから法人を作る。
というところから働き方を決めてしまうと、
少し順番が逆になることもあります。
制度は大事です。
でもまず、
どう働きたいか。
どのくらい働きたいか。
どんな仕事がしたいか。
を考える。
その上で、
使える制度を確認する。
私はこの順番の方が自然だと思っています。
FIREという言葉に、自分を合わせなくていい
FIRE界隈を見ると、
完全FIRE。
サイドFIRE。
バリスタFIRE。
リーンFIRE。
コーストFIRE。
いろいろな名前があります。
面白いし、考え方を知るには便利です。
でも、
自分がどれに該当するのか
を気にしすぎる必要はありません。
働いているからFIREではない。
資産を取り崩しているから失敗。
そんなことはどうでもいいと思っています。
本人と家族が無理なく暮らせて、自分で選べるなら、それでいい。
名前はあとから付ければいい。
私の場合は「気づいたらFIRE」です。
私自身、「FIREしました」と言い切るのも少し違う
このサイトでは分かりやすくFIREという言葉を使っています。
でも、
「完全にリタイアしました」
という感じではありません。
これから仕事も始めます。
不動産もあります。
会社もあります。
サイトも作っています。
たぶん結構働く時期もあります。
だから、
何をもってFIREなのか
と言われると微妙です。
会社員を辞めて、
生活するために毎月給料を得なければならない状態から離れた。
それだけです。
私には、それで十分でした。
仕事が増えたら、また減らせばいい
これから新しい仕事を始めると、
おそらく私はまた仕事を増やします。
これは自分でも分かっています。
興味を持つとやりすぎるからです。
だから、
仕事が増えすぎたら減らす。
人に任せる。
受けない仕事を作る。
休む日を入れる。
そういう調整をしていきたい。
「半分自由」は一度完成したら終わりではなく、
その都度、自分で割合を調整する状態
なのだと思っています。
お金も仕事も「少し足りないくらい」でいいのかもしれない
もっと資産があれば安心。
もっと収入があれば安心。
もっと仕事があれば安心。
そう考えると、終わりがありません。
逆に、
生活には足りる。
多少の余裕もある。
何かあれば少し働けばいい。
このくらいで止める。
以前の私には、なかなかできなかった考え方です。
でも今は、
十分なところで止まることも、自由の一部
だと思っています。
「半分自由」は、逃げではない
仕事を減らす。
収入を減らす。
出世を追わない。
こういう選択は、
もったいない。
まだ働けるのに。
と思われること、言われたこともあります。
でも、
残りの時間を何に使うかを自分で決めた結果なら、
それも一つの選択です。
働けるうちに最大限働く人生もある。
働けるけれど、あえて少し減らす人生もある。
どちらが正解というものではありません。
私は今、「半分くらい自由」がちょうどいい
毎日休みたいわけではない。
毎日働きたいわけでもない。
収入ゼロにしたいわけでもない。
以前のように仕事中心へ戻りたいわけでもない。
働く日もある。
何もしない日もある。
家族と出かける日もある。
一人で何か作る日もある。
このくらいが今のところ気に入っています。
サイドFIREという名前でも。
セミリタイアでも。
ただの自営業でも。
別に何でも構いません。
人生の半分くらいを、自分で自由に決められる。
それだけで、以前とはかなり違います。
完全な自由を目指して今を全部我慢するより、
今から少し自由にする。
私には、その方が合っていたようです。

