今回は、私自身の「これからの挑戦」と絡めた、とても大切なお話をしたいと思います。
実は私、この町田・相模原エリアで、FP(ファイナンシャルプランナー)や相続・ライフプランを専門とするビジネスを立ち上げることを決意しました。
巷のキラキラ系FIREでは「一刻も早く仕事を辞めて、毎日南の島で何もしない生活を送る」のがゴールのように語られます。しかし、元サラリーマンであり、資産形成の仕組みを作った私も、完全に「しごと」をゼロにすること(完全リタイア)は一切考えていません。
現時点では、どこかの会社で働きながら副業でFPビジネスをやるか、FPビジネスだけでやっていくか悩んでいます(失業保険の受給要件として求職中であるという縛りありますし)。2026年8月以降の半年、著しい株価下落があれば前者で資金強化を行うでしょうし、平和だったら後者かな、と思っています。いずれにしても公平中立な「真のFP」業は、やっていきたいと思っています。
起業に向けて準備を重ねる中で、なぜ「ちょっとだけ、でも濃く働くサイドFIRE」の選択肢なのか。FPとしての視点と、これからビジネスを起こす当事者としての本音をお話ししますね。
FIREという言葉から、
「仕事を辞めて、もう一生働かない」
という生活を想像する人は多いと思います。
私も会社員だった頃は、
「平日の朝に起きて、満員電車に乗って、決まった時間まで会社にいる生活から解放されたら最高だろうな」
とは何度も思いました。
そして8月、実際に会社を辞めました。
朝の慌ただしさも、通勤もなくなりました。
学校が休みなら平日に家族で出かけることもできる。
今日は休もうと思えば休める。
これは想像していた以上に快適でした。
でも、だからといって、
「もう仕事は一切したくない」
とは不思議と思いませんでした。
むしろ会社を辞めてみて、
嫌なのは仕事そのものではなく、働き方や働く時を自分で選べないことだったのかもしれない
と思うようになりました。
FIREして消したかったのはどうやら「仕事」ではなかったらしい
会社員時代に負担だったのは、
決まった時間に出勤する。
決まった曜日に働く。
仕事が少ない日でも会社にいる。
子どもの予定より仕事を優先しなければならないことがある。
やりたい仕事だけを選ぶことはできない。
そういう部分でした。
一方で、仕事そのものには面白いこともたくさんありました。
不動産の相談を受ける。
複雑な問題を整理する。
人から、
「助かりました」
と言ってもらう。
知らなかったことを調べる。
自分の知識が増えていく。
こういうことまで全部なくしたいわけではありません。
考えてみれば、私が欲しかったのは完全な無職ではなく、
働く量と内容を自分で決められる状態
だったのだと思います。
毎日が自由になって分かったこと
退職してから、平日の自由時間は一気に増えました。
朝も慌てません。
通勤もしません。
平日の空いている時間に出かけられます。
子どもたちともかなり遊びに行きました。
むしろ遊びすぎて、子どもから
「もうお出かけ飽きた。夏休みはもう出かけなくていい」
と言われたくらいです。
これはFIREして良かったことの一つです。
一方で、自由時間が増えれば増えるほど、
自由時間を増やすこと自体が目的ではない
とも感じるようになりました。
24時間すべて自由になったとして、その時間で何をするのか。
結局そこが必要になります。
好きなことをしたいし、家族とも過ごしたい。
でも、それだけで一生を埋めたいとも思いません。
何かを作ったり、人と関わったり、問題を解決したりする時間も欲しい。
そこに「仕事」が少し残っている方が、自分には自然でした。
少しでも収入があれば、FIREはかなり楽になる
これは気持ちの話だけではありません。
家計の面でも、完全に収入をゼロにする必要がなければFIREの難易度はかなり下がります。
たとえば年間生活費が400万円だったとして、
年間100万円の収入があれば、資産から出す金額は300万円。
年間200万円なら、200万円です。
当然ですが、取り崩す金額が少ないほど資産は長持ちします。
株価が大きく下がった年にも、無理に資産を売らずに済む可能性が高くなります。
私の場合は不動産収入もあります。
今後は、最初に書いた通り、自分がやりたい仕事をしていく予定です。
そうなると、
「一生働かなくて済む金額まで資産を増やしてから会社を辞める」
必要はありませんでした。
まぁ、今となってはもういいんですが
「月いくら稼ぐか」より「どう稼ぐか」
FIRE後の仕事について考えると、
「月10万円稼げれば」
「月20万円あれば」
という数字の話になりがちです。
もちろん金額も大事です。
でも、今の私には、
何をして稼ぐのか
の方が重要になりました。
会社員時代と同じように、
週5日、毎日決まった時間に働いて、給料をもらう。
それなら、せっかく会社を辞めた意味が薄くなります。
逆に、
自分の経験が役立つ仕事。
興味のある仕事。
地域の人と関われる仕事。
予定を自分で調整できる仕事。
家族との予定を優先できる仕事。
こうした仕事であれば、多少効率が悪くてもやってみたい。
FIREしたことで、
「一番給料が高い仕事を選ばなくてよくなった」
のは大きな変化でした。
お金にならないこともやりやすくなった
会社員だと、どうしても時間には値段が付きます。
休日まで仕事のことを考えるくらい忙しければ、
「それをやって何になるの?」
という判断になりやすい。
FIRE後は、この感覚も少し変わりました。
すぐにお金にならないサイトを作る。
記事を書く。
新しい分野を勉強する。
地域について調べる。
仕組みを作る。
人の相談に乗る。
こういうことへ時間を使いやすくなりました。
結果として後から仕事になるものもあるでしょうし、ならないものもあるでしょう。
でも、それでも構わない。
生活費をすべてその仕事で稼ぐ必要がないからです。
これは資産を作ってきたことで得られた、一番大きな自由の一つかもしれません。
FIREすると仕事への見方が変わる
会社員時代は、
仕事=生活費を得るもの
という意味がかなり大きかったと思います。
FIRE後は、
仕事=社会と関わるもの
仕事=自分の経験を使うもの
仕事=面白いことを試すもの
という考え方が強くなりました。
もちろん、お金をもらう以上は責任があります。
遊び半分で仕事をするという意味ではありません。
むしろ、
生活のために何でも受けなければならない状態ではないから、受けた仕事にはきちんと向き合える
とも思っています。
合わない仕事なら断る。
できないことなら無理に引き受けない。
得意なところではしっかり働く。
この方が自分には合っています。
私が欲しかったのは「働かない自由」ではなく「選べる自由」
今のところ、毎日何もしない生活にはあまり興味がありません。
ただ、
今日は仕事をする。
今日は家族と出かける。
今日は家で記事を書く。
今日は何もしない。
それを自分で決めたい。
会社員時代には、この選択肢があまりありませんでした。
FIREして手に入れたかったのは、
働かなくていい人生ではなく、働くかどうかを自分で選べる人生
だったのだと思います。
完全リタイアだけがFIREではない
FIREの形は、人によって違っていいと思います。
一切働かず趣味を楽しみたい人もいる。
週3日くらい会社で働きたい人もいる。
小さな商売を始めたい人もいる。
不動産収入を得ながら暮らす人もいる。
私は、
資産を土台にしながら、面白いと思える仕事だけを続けていく
形が合っていそうです。
会社を辞めたのに、また仕事を始める。
一見すると矛盾しているようですが、私の中ではむしろ自然な事としてつながっています。
「働かなければ生活できない」から、
「働いてもいいし、働かなくてもいい」へ。
この違いはかなり大きい。
FIREしてみて、ようやくその意味が分かってきました。

